加藤亮太郎(七代幸兵衛)作、織部ぐい呑み。自ら築いた穴窯にて焼成。
作為的ではない歪な形状で、口縁は起伏に富んでいる。轆轤目がそのまま残された胴。鉄と織部の釉薬はそれぞれ異なる領域に塗られ、厚みも様々。高温で溶けた釉薬は自然に動き、留まったところに豊かな表情を見せる。
織部焼は桃山時代の美意識を受け継いでおり、左右対称の美しさよりも器が持つ個性を尊び、偶発的なものの中に美を見出す。加藤亮太郎はこの感性を継承し、穴窯を用いて作品の土の性質を深め、より豊かな窯変の幅を表現している。
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織部ぐい呑み 小
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